海外不動産協会コラム(2022年3月15日発行)

海外不動産協会コラム(2022年3月15日発行)

【ASEAN】ASEAN主要国の2021年成長率が発表

ASEAN主要6カ国(シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア)の2021年通年の実質GDP成長率の統計が出そろった(注)。「新型コロナ禍」の影響を受け、ベトナムを除いた5カ国でマイナス成長となった前年から回復し、全ての国でプラス成長となった。ただし、成長率には、各国の新型コロナウイルス政策の差が表れた。

各国の成長率を高い順にみると、シンガポールが前年比7.6%(2019年:マイナス4.1%)と高い成長率を記録し、前年はマイナス9.6%とASEAN主要国で最も低い成長率だったフィリピンが5.6%になった。続いて、インドネシアは3.7%(マイナス2.1%)、マレーシアは3.1%(マイナス5.6%)、ベトナムは2.6%(2.9%)、タイ1.6%増(マイナス6.2%)だった。2021年は、各国でデルタ変異株の感染が拡大したが、厳しい社会経済活動制限措置を敷き、企業の生産活動などにも影響が生じたマレーシアやベトナム、観光業のGDPに占める割合の高いタイで成長率が伸び悩む結果となった。一方、経済維持と感染抑制の両立を目指す、いわゆる「ウィズ・コロナ」政策をとったシンガポール、フィリピン、インドネシアでは経済成長率が高くなった。なお、マレーシアでは2021年8月下旬からワクチン接種率に応じて製造業の操業を認める方針に転換しており、ベトナムについても2021年10月以降、それまで全国的に適用してきた厳格な社会隔離措置を見直し、「ウィズ・コロナ」を前提とした政策に転換している。

海外不動産協会:JETRO記事より
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ASEAN主要国の2021年成長率が出てきました。
下記の通り、まとめてみました

2021年GDP成長率
・シンガポール   : 7.6%
・フィリピン    : 5.6%
・インドネシア   : 3.7%
・マレーシア    : 3.1%
・ベトナム     : 2.6%
・タイ       : 1.6%

2021年になって、ようやく回復傾向になってきました。上記の文章でもある通り、withコロナを前提とした政策に変えてきたことでこの成長率を達成したのだと思います。そして、これはまだまだ序章です。2022年になって、もっと積極的に国境を開けてくると思いますので、いよいよ復活の年になるかなと考えます。

楽しみな1年になりそうです。
ぜひ現地に行って体感したいと考えています。
以上