海外不動産協会コラム(2021年12月16日発行)
海外不動産協会コラム(2021年12月16日発行)
【シンガポール】2021年のGDP成長率は7%程度に、2022年は3~5%成長へ
シンガポール貿易産業省(MTI)は11月24日、2021年通年のGDP成長率予測をこれまでの「前年比6.0~7.0%」から、「7%程度」へと予測幅を縮小すると発表した。MTIによると、第3四半期の成長率は前年同期比7.1%と、第2四半期の15.2%から伸び幅が縮小した。
MTIは2022年のGDP成長率について、引き続き業界ごとに経済回復のスピードが異なることなら、「3.0~5.0%成長」との予測を示した。同省は、製造業や卸売り取引など国際需要に支えられる分野については引き続き、堅調な成長を維持するとみている。しかし、建設、海洋・オフショアについては渡航規制による労働力不足により、2022年も新型コロナウイルス流行前の水準を下回るとしている。さらに、航空、観光も継続して新型コロナウイルス感染拡大前の水準を下回ると予想した。このほか、飲食や小売りの中でも百貨店など一部分野については、海外渡航者の回復のスピードが緩やかなことから、新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻ることはない、との見方を示した。MTIは、百貨店などを除く小売り部門については2022年末までに、新型コロナウイルス感染拡大前に戻ると見込んでいる。
記事はこちらを引用
* https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/11/959ac32e9757e7b9.html
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シンガポールの成長率が7%を超えるというニュースが出ました。もちろん2020年が厳しかったので当たり前といえば当たり前ですが、大事なことは7%成長という数字ではなくて「確実に前年より成長している」ということです。
もちろん、その限度幅というのはありますが、それでも7%という数字はインパクトが大きいです。日本はおそらく2%-3%程度の成長かなと思いますので、日本の場合は構造的な問題を内包しているだろうなと思わずにはいられません。
2021年の数字は2020年との対比が出てくるので軒並み成長していると喧伝されると思いますが、それは良い兆候です。この2年近くを各国がどのように過ごしてきたのか、国民性も出てくると思いますが、非常に楽しみです。
以上