海外不動産協会コラム(2021年10月21日発行)

海外不動産協会コラム(2021年10月21日発行)

【ベトナム】「新常態」への移行宣言。

ベトナムのファム・ミン・チン首相は9月25日、全国63省市や各行政区の責任者が出席した会議の場で、新型コロナウイルスとの共存(ウィズコロナ)を前提に、現在導入している社会的隔離措置を段階的に緩和し、「ニューノーマル(新常態)」へと移行していくことを正式に宣言した。

チン氏はニューノーマルへの移行について、「人々の健康が中心にある」としながらも、今後は科学的なデータを基に経済の回復と社会の安定化を進めていくと説明。出席者に対し、事業・生産活動の再開に向けた計画策定を進めることを指示した。

これを受けて、7月から最も厳しい隔離措置が続いていた南部ホーチミン市では、同市人民委員会のレ・ホア・ビン副主席が、ニューノーマルへの移行計画案を発表し、10月1日から適用することを発表している。

同計画案によると、ワクチンの2回接種が完了したことを証明する「グリーンカード」を従業員全員が所持していることを前提に、これまで操業停止状態にあった工場の稼働再開を認めるほか、宿泊・観光施設(客数30%以下)や飲食店(テイクアウト限定)も営業を認めるなど、多くの事業活動やサービスの提供が許可されるようになる。また、屋内外での10人以内の集まり(会議、トレーニング、セミナーなど)も可能で、参加者全員がワクチン接種の終えている場合、最大50人まで集まることができるという。

なお、現在ホーチミン市の18歳以上の成人のワクチン接種率は、1回接種済みが95%、2回接種完了が33%となっている。

海外不動産協会:NNA記事より
———————————————————————
ここに至った理由として、コロナ禍でも2020年はプラス成長で終わったベトナムが2021年は大幅な経済マイナスになっています。それもこれもコロナによる被害であり、強烈なロックダウンをベトナムでは敷きました。
その反動ではありますが、経済が保たなくなってきており、ここにきてようやくニューノーマルに切り替え、経済を復活させようとしています。

一刻も早く渡航ができる状態にして欲しいものです。

以上