海外不動産協会コラム(2021年5月27日発行)

海外不動産協会コラム(2021年5月27日発行)

【フィリピン】メガワールド、年後半にREIT上場検討く

フィリピンの不動産開発大手メガワールドは11日、年後半までに不動産投資信託(REIT)の上場を検討していると明らかにした。ビジネスワールドが12日伝えた。 ケビン・タン最高戦略責任者(CSO)は「大規模な上場になる」と述べた。

海外不動産協会: NNA記事より
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フィリピンでメガワールドがREITの上場を検討しているというニュースです。現在、フィリピンはアヤラリート(AREAIT)とダブルドラゴンリートREIT(DDMPR)の2つのREITが上場しています。
この2つのREITとも現地では相当な人気で、新しい資金調達方法として注目を集めています。

フィリピンはご存知の通り、1億人を超える人口を誇り、2050年代まで人口ボーナスが続くと予測されています。もちろん貧富の差などの問題はさらに噴出する可能性はありますが、それでも人口が伸びる国は成長しやすいのは鉄則でして、そう考えるとインフラ関係への投資はますます加速しそうです。日本でもREITが人気ですが、ここ最近ASEANでもREITが注目されており、高値をつけており、また配当においても5%以上の配当を確保しているみたいです。

ASEANにおいても不動産+金融が浸透してきて、単純に不動産開発やコンドミニアム区分を買うだけ、という投資ではなくREITやファンド、そしてソーシャルレンディングのようなものが増えてくると思います。不動産マーケットは横ばいかもしれませんが、金融商品化した不動産関連ものは今後も伸びていきそうな予感がしますね。

以上