海外不動産協会コラム(2021年5月20日発行)
海外不動産協会コラム(2021年5月20日発行)
【タイ】タイ王国・バンコク都における分譲マンション開発プロジェクトへ参画
相鉄グループの相鉄不動産株式会社(本社:横浜市西区、社長:杉原 正義)と株式会社マーキュリアインベストメント(本社:東京都千代田区、代表取締役:豊島 俊弘、以下「マーキュリア」といいます。)は、タイの自動車部品大手「タイサミットグループ」のReal Asset Development Co., Ltd.(以下「リアルアセット」といいます。)との間で、タイ王国バンコク都における分譲マンション開発プロジェクトへの投資に関する合弁契約を締結いたしました。
今回の投資対象プロジェクト(以下「当プロジェクト」といいます。)は、バンコクの地下鉄(MRTブルーライン)のHuai Khwang(ホイクワン)駅より約250mと利便性の高いエリアに立地する、2棟構成の分譲マンション開発プロジェクトのうち、先行して開発が推進されるA棟に参画するものです。相鉄不動産とマーキュリアは、日系JV会社としてSotetsu Real Estate (Thailand) Co., Ltd.(以下「相鉄不動産タイランド」といいます。)を現地に設立し、相鉄不動産タイランドを介して、当プロジェクト推進のためにリアルアセットの子会社として設立されたRealpartners Development Co., Ltd.(以下「リアルパートナーズ」といいます。)に対しメザニンローン(※)を拠出いたします。
海外不動産協会: ロイター記事より
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コロナ禍の中でも日系デベロッパーによるタイ不動産投資が出てきました。プレスリリースは4月28日となっているので、おそらく直近の話かと思いますが、日系企業のタイへの視線はまだ熱いものがあるのかもしれません。
また今回の場所はホイクワンという場所で、バンコク中心部から北部に位置しますが、ローカルの人間も多く都心部への利便性も高いことから人気の場所になります。ただ、この物件が日本人投資家に売られるとなると少し考えた方が良いかもしれません。現地に住む方であれば非常に素晴らしい案件になりそうですし、面白いと思いますが、遠隔で投資となると中心地よりは離れてしまうので、操作性が悪くなります。その点は要注意ですね。
しかし、今回はマーキュリア社お得意のメザニンローン方法です。実際、相鉄としてはお金を出しただけという形式にはなりますが、タイ進出への足がかり的にも悪くない選択肢だと思います。
タイもコロナの影響でまだまだ足元は厳しい状況ですが、住宅需要は落ちていません。そう考えるとまだまだチャンスは転がっていると思われます。
以上