海外不動産協会コラム(2021年3月25日発行)

海外不動産協会コラム(2021年3月25日発行)

【ベトナム】高島屋、ハノイの複合開発にTTGと参画

高島屋は2021年3月8日、子会社で商業施設運営を手掛ける東神開発がベトナムの不動産開発チュン・トゥイ・グループ(TTG)と合弁を組み、ハノイ市郊外の不動産開発事業「ランカスター・ルミネール・プロジェクト」に参画すると発表した。

海外不動産協会: NNA記事より
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*以下、東神開発HPから抜粋
【ランカスター・ルミネール プロジェクトとは】
ランカスターは、ベトナムのハイエンド住宅の開発事業に実績のある「Trung Thuy Group Corporation」(チュン トゥイ グループ コーポレーション/以下、TTG社)により、現地で複数展開されているラグジュアリーな住宅物件で、ベトナムでは広く認知されているブランドです。
今回のプロジェクトは、住宅・オフィス・商業から成る複合開発で、東に都心部「バディン区」、西に新都心「カウザイ区」との結節点となるエリアに位置し、交通アクセスも良いことから、今後外資系企業の進出などビジネス・商業エリアとしての発展が期待されている地域にあります。

【プロジェクト概要】
事業名:ランカスター・ルミネール プロジェクト/Lancaster Luminaire Project
所在地:1152-1154 Lang Street, Lang Thuong Ward, Dong Da District, Hanoi
用途計画:分譲住宅・オフィス・商業の複合ビル
延床面積:77,828平方メートル (住宅:26,020平方メートル252戸、オフィス:26,839平方メートル、商業:6,630平方メートル)
スケジュール:
フェーズ1:住宅分譲 2021年春~/フェーズ2:賃貸事業(オフィス・商業開発)2022年(予定)
総事業費:約100億円 *プロジェクト全体の土地代・建設費他
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ベトナムの首都、ハノイの案件になります。かなりの高級物件になりそうですが、将来性の高い案件になりそうです。まだ販売価格などは発表されていませんが、現段階では少し郊外という印象の場所です。電車が通るようになると周辺が一気に変わる可能性があるかもしれません。

ホーチミンではなく、ハノイってどうなの?というお声も良く聞かれますが、ハノイは首都です。ホーチミンは経済の街ですから、街の性格が違う部分はあります。ただ経済成長著しいベトナムの首都なので、そういう点でも東神開発社は将来性があると踏んでJVを組んだと思われます。

ハノイでの日系デベロッパーの進出は多くありません。工業団地やオフィスビルはありますが、このような複合施設においては非常にレアなケースなので期待したいですね。

以上