コラム(2021年1月21日発行)

海外不動産協会コラム(2021年1月21日発行)

シンガポール:生活空間の共有サービスが活況?

世界銀行は2020年12月16日、ミャンマーの2020年度(20年10月~21年9月)の国内総生産(GDP)成長率が2%にとどまるとの予測を発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国内経済が打撃を受け、貧困層が増加していると指摘しています。2019年度は1.7%になり、前年度の6.8%から大幅に減速したと報道しています。

利用者が生活空間の一部を共有する「co-living(コリビング)」サービスを提供するシンガポールのスタートアップ、Coveはサービス展開地域を広げる。このほどシンガポールの不動産大手、ケッペル・ランドから460万㌦(約4億7千万円)を調達した。Coveは2018年に創業。若い社会人や学生をターゲットに、シンガポールとインドネシアのジャカルタで550室を運営してきた。新型コロナウイルスが与えた影響については明らかにできないとしたが、便利で低コストなサービスには「底堅い需要がある」としている。

海外不動産協会:dealstreetasia記事より
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面白いサービスが出てきました。「airbnb」というサービスは皆さんご存知だと思います。いわゆる自分の家に「宿泊者」を受け入れるサービスですが、このサービスは「宿泊」ではなく、「共有」をテーマにしたサービスです。ルームシェアと言ってしまえばルームシェアなのですが、見せ方がうまいですね。サイトは「https://www.cove.sg/」になりますが、一度覗いてみてください。

日本だと「下宿」という感覚かもしれませんが、もしかしたら日本でも流行る可能性はあるかもしれません。広い部屋や家を持て余している人は多いと思います。特に東南アジアでは日本とは違い家の大きさは日本よりも大きいので、こういった需要があるのかもしれません。

ちなみに似たようなサービスはシンガポールだけでなく、マレーシアにもあります。新しいビジネスという意味では非常に興味深い内容だと思います。

以上