タイ王国
Kingdom of Thailand
ราชอาณาจักรไทย

ASEANの中心にして牽引役。
安定成長する経済と親日感情。

首都:バンコク
通貨:バーツ(THB)
言語:タイ語
人口:6,841万人(2018年)
訪問外国人数:3,538万人(日本:2,869万人)(2017年)

 

 

タイ王国とその魅力

「微笑みの国」…。タイをあらわす表現としてよく使われる言葉です。タイは仏教の国ともいわれます。タイにおける挨拶で、胸の高さに手を合わせてお辞儀をするスタイル「ワイ」は、仏を象徴する蓮の花のつぼみをあらわしていると言われています。人々の日常に仏教の教えが穏やかに溶け込み、人々の表情をやわらかにしています。

1年を通して暖かい気候は過ごしやすく、海辺には美しいビーチが広がり、ゴルフ場や飲食店がたくさんあり、自然と歓楽街が共存するなど、充実した観光資源と穏やかな国民性があいまって、2017年には3538万人が訪れました。

  • 平均年収:138万円(日本:465万円)
  • 失業率 :0.7%(日本:2.9%)(2017年)
  • 犯罪率 :8.8件(日本:19.2件)(人口1000人あたり)

 

ASEANの中心でありAECの中核

  • 経済成長率:3.9%(日本1.7%)(2017年)
  • 円転換が容易

2015年、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国を中心として、AEC(アセアン経済共同体)が発足しました。これによりASEAN内での関税撤廃をかわきりに、物品、サービス、投資、労働者の自由な移動を実現し、ASEANはひとつの経済圏となりました。なかでもタイは地理的、経済的にAEC諸国の中心に位置し、周辺国の5%~7%の経済成長を後押しするハブ的立場となりました。日本から進出した企業も多く、バンコクの日本人商工会議所への加盟企業は1500社を超えました。また、EEC(東部特別経済回廊)と呼ばれる経済政策により1.5兆バーツ(約4.9兆円)を投資することが決定。国際空港、高速道路、港湾、高速鉄道、特定産業の誘致、都市開発などに充てられることになりました。

 

タイの不動産事情

  • 平均利回り:5.13%(日本5.02%)
  • 1LDK家賃平均相場:バンコク60,699円(東京126,055円)
  • プレビルド:企画段階から販売開始、購入時から完成までに何度かの分割で支払い

安定した経済成長による“中間層”の増加、多くの観光客によるホテル需要の増加で、タイの不動産事情は今後も成長が見込める市場です。1997年のアジア通貨危機以降、オフィスは順調に空室が減っており、アパートも入居率90%前後をキープしています。理由としては、急激な物価上昇やレバレッジを効かせすぎた投資がないこと、乱開発を防ぐ環境アセスメントであるIEE、EIAによる開発基準の厳格化、AEC統合による人口増、鉄道、高速道路、空港の整備による需要増が見込める正常な不動産市場という背景があります。

 

外国人が不動産物件を購入するには

  • 外国人の土地所有:不可
  • コンドミニアム所有:可、ただし総ユニット面積の49%以下であること
  • 相続税:なし(1億バーツ未満)
  • 価格:タイ人価格と外国人価格がある。前者は後者より10%前後安い
  • 支払い:原則キャッシュ。日本に投資不動産を所有の場合、金利1%~1.85%の融資が可能

外国人がタイの物件を購入する場合、いろいろな取り決めがあります。まず外国人による土地所有は認められませんが、コンドミニアムは所有が可能です。ただし物件総ユニット面積の49%までの所有に限られます。また非居住外国人によるコンドミニアム購入には「外貨送金証明書」が必要です。

 

外国人がよりおトクに購入する─法人設立

  • 物件価格がタイ人価格で外国人価格に比べ1割安く買える
  • 年間純利益30万バーツ未満(約100万円)で法人税非課税
  • 資本金200万バーツにつき1名ビジネスビザ発行

タイには不動産価格がタイ人価格と外国人価格の2種類ありますが、外国人であってもタイ人価格で購入できる方法があります。それがタイでの法人設立です。設立に関する費用も安価であるのと、いろいろなメリットもあるので、この方法を活用すると良いかもしれません。

 

まとめ

不動産投資は利益をあげることが目的なので、どうしても物件価格や利回りに目が行きがちです。なにごとも安定している日本国内であれば、この2項目だけで判断しても大けがはしないかもしれません。しかし海外となると、その国の政情や商慣習、経済、成熟度に大きく左右されます。投資家はその国を織りなす“基盤”というものに注目する必要があります。タイという国は、ほぼすべての指標で安定して上昇傾向にある国で、それでいて“基盤”がしっかりした国です。街によって差はあるものの不動産価格は高いほうではありません。安心して安定した投資を望む方に好まれる国だといえます。

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ライジングアジアは、日本で60棟以上の投資用マンションを企画開発したデベロッパー、ライジングトラストがタイに設立した会社です。